公的医療保険には、高額療養費の制度があります。

1月の医療費が高額になった場合、所得に応じて医療費のハードルを設け、自己負担がハードルを超えた場合には、超えた部分は申請によって払い戻されます。

そうはいっても、入院などであらかじめ医療費が高額になるのがわかっている場合、どうしても最初の手出しが高くなってしまいます。

このような場合には、「限度額適用認定証」を発行してもらうよう、自分の加入している公的医療保険の運営者(保険者)に事前に申請し、高額の医療費を払う病院等にあらかじめ提出することで、病院等では、自己負担のハードルまでの医療費の請求をしますので、手出しを抑えることもできますし、後で払い戻しの手続きをする必要もなくなります。

このように、公的医療保険には、自己負担をあらかじめ抑える制度がありますので、医療費が高額になると事前にわかっている場合は、限度額適用認定証を申請しておくとよいでしょう。